
里山保全活動
UNISOLの里プロジェクト
第18回活動報告
10月11日(土)に「UNISOLの里プロジェクト」第18回目の活動を実施しました。
今回はユニソルの森の植生調査を行いました。
10:00 参加者18名が集合。
講師の鶴田さん(NPO法人樹木・環境ネットワーク協会)より、
今日の体験内容と特別講師・中西さん(樹木環境ネットワーク協会)をご紹介いただきました。

◆植生調査について
植物を対象とした調査には、植物相調査(フロラ調査)・植生調査・毎木調査等があります。
今回は、毎月の保全活動の成果がどのように反映されているのかを調べることを目的として
<植生調査>を行いました。方法:ブラウン・ブランケ法
植物社会学的な手法を用い、群落を構成する種、階層、地上高、植被率などを
詳細に記録し、その変化を観察する。
10:30 コドラートB(植生管理済エリア)の植生調査
コドラートBに移動し、ブラウン・ブランケ植生調査法を実践。
コドラートをわかりやすくするため、10m×10mにロープを張ります。
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その後、地形や土壌、風当りや日当たり、そのエリアの植物等を、
調査票に基づき記載していきます。
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<コドラートB調査結果>
高木層:1種 亜高木層:4種
低木層:10種 草本層:33種
12:40 活動再開。コドラートD(植生管理未対応エリア)の植生調査
今度はエリアを変え、参加メンバーの中からリーダーを選出し
先ほど教えていただいた内容をもとに自前調査を実施します。
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<コドラートD調査結果>
高木層:3種 亜高木層:3種
低木層:3種 草本層:21種
コドラートB(植生管理対応済エリア)は手入れが行き届いたことで林床に日光が届き、多くの植生が見られましたが、
コドラートD(植生管理未対応エリア)は暗く、草本層が貧弱な状態でした。
この結果からも、一年半の里山保全活動による植生管理が、
森の環境改善に大きな効果をもたらしていることを体感できました。
13:50 活動終了。みなさんお疲れ様でした!

次回11月の活動では、新しい落ち葉だめを製作予定です!







